今まで何不自由なく見えていると思っていたのに、
3歳児検診や就学前の健康診断で「乱視」と診断されると
お母さんはショックですよね。
赤ちゃんの頃はみんな遠視なので、
ピントがきちんと合っていない中で生活しています。
それがだんだん子供になり、
成長するにつれピントが合うようになっていきます。
でもたまにその成長過程で色んなことが原因でピントが合わない
「乱視」になってしまう子供がいます。
赤ちゃんの頃からぼやけた世界しか見ていない子供たちですから、
自分が乱視であるとは気づきにくく、
その結果お母さんたちは検診や健康診断で
医師により知らされることも多いようです。
では、
子供が乱視になる原因にはどんなことがあるでしょう?
調べてみました。
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子供の乱視の原因
子供が乱視になる原因に考えられているのは、
やはりまず一つには遺伝的なものがあります。
近視や遠視、乱視など視覚に影響するトラブルの原因は、
眼球や角膜の形によるものが多いようです。
眼球や角膜の形状が原因で起きる乱視は
遺伝的なものと言えます。
お母さんやお父さん、近親者に乱視の方がいる場合は
一層気をつけた方がいいでしょう。
その他、子供の乱視の先天的な理由として
帝王切開で生まれて来ることが挙げられます。
10ヶ月もの長い間、
お母さんのお腹の中で逆さまだった赤ちゃんの頭や目は、
自身の重さで圧迫されています。
ですが、
出産の時にお母さんの狭い産道を通り抜ける際の圧力で
正常な状態にに戻るといわれています。
事実、普通分娩で生まれた子供に比べ、
帝王切開で生まれた子供の方が
先天的な乱視が多いことが分かっています。
また、
赤ちゃん期のぼんやりした世界から、
子供期のピントの合う世界へと見え方が成長する過程で、
もっとよく見ようと目を細めてみる習慣がついてしまったり、
逆さまつげやアレルギーなどで
強く目をこすったりして眼球を圧迫してしまうことが
何度も続くと、それが乱視の原因になることもあります。
まだ発達が十分でない子供の目は、
意外に簡単な習慣や行動が原因で
乱視になってしまうことがあるので十分な注意が必要です。
子供が乱視と診断されたら
子供は発達途上です。
視力もまた成長する過程にあります。
その段階で見えにくい、ピントが合わないなどの問題があると、
目そのものや視力の発達に影響してしまいます。
多くの場合、
子供の乱視は視力の発達を妨げてしまうので、
弱視や斜視の原因になる可能性をはらんでいます。
なので、そうならないために無理なく、
いつもピントの合う状態にしてあげることが必要です。
特に小学校にあがる子供にとって、
乱視は学力にも影響しかねません。
基本的な漢字を学習しなければならないこの時期に、
横棒が1本なのか2本なのか分からないでは学力向上にも支障をきたします。
子供が乱視と診断されたら、
眼科医に相談をし、
早めに子供用の乱視用の眼鏡で矯正しましょう。
正しくピントの合う生活にし、
その環境に慣れさせてあげることが重要です。
また、
子供の乱視は乱視用の眼鏡で矯正することにより、
視力が正常に発達出来れば乱視がなくなる可能性もありますので、
正しい時期に正しい対処をすることが必要といえるでしょう。
まとめ
大人でも、
自分が乱視であることを認識している人はすくなくありません。
そのせいか、子供の乱視が成長において、
そんなに重大な妨げの原因になるとは思いにくいかもしれません。
しかし、
乱視は見過ごしてしまうと弱視や斜視など、
大変な状況を招きかねません。
普段から子供の視線や見え方に気を配り、
もし乱視傾向など心配な事例があれば迷わず
眼科医に相談するのが良いように思います。
私は長年近眼で、最近は老眼もまじってきました(笑)
子供達には、いつもクリアな視界を
裸眼で体感していてほしいものです。
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