発達障害。
ここ数年で良く耳にする言葉です。
もし、
子供が発達障害だと分かった時、
発達障害ではないか・・・と疑った時、
自分たちの育児に何か原因があったのではないかと
親は考えてしまうものです。
そこで今回は、
子供の発達障害の原因は何が原因なのか?
について調べてみました。
スポンサードリンク
子供の発達障害は脳の障害が原因で起こります
発達障害は生まれつきの障害であり、
脳の機能になんらかの先天的な不全があることが原因なんです。
発達障害の原因については未だにわからない部分も多いのですが、
脳の前頭葉、間脳、小脳、海馬、扁桃体などの働きが関係していることは
わかってきているようです。
例えば…
〈自閉症の子供の場合〉
自閉症は、中枢神経系の障害だと考えられています。
自閉症の子供はこの中枢神経が、うまく働かないので、
脳と体の各部の情報のやりとりがスムーズにいきません。
そのため、言葉を使ってうまく会話ができなかったり、
同じ味のものばかり食べ続ける、痛みに鈍感であったり、
温度に対する感覚が鈍く、汗をかいていてもコートを脱ぐことを嫌がったり
などの行動をとることがあります。
子供の発達障害、育て方が原因なの?
子供の発達障害はけっして、
育児の仕方や愛情不足が原因で起こるものではありません。
以前までは子供の発達障害の原因がよくわからなかった為に、
親の育て方が悪い、本人の性格、
生活環境を理由だと言われることがありました。
しかし、
その後の研究などの結果、
現在は多くの専門家が、子供の発達障害は産まれながらの障害であって、
親の育て方や本人の性格とは無関係であることを確認しています。
子供の発達障害、育て方が原因ではないけれど、育て方が大事!
前述でもお話しましたが、
育て方や環境によって子供が発達障害になるわけではありません。
しかし、
療育的な対応など発達障害の子供には、
育て方や環境による親のサポートが必要
だと考えられています。
発達障害の子供に多いこだわりの症状は、
療育などで適切に対応されていると目立たなくなるものであっても、
そのこだわりを放置していると増えてくることがあります。
ご家庭でどのような対応をするのかによって、
発達障害の子供が社会で生活をしていく上での困難を
軽減することが可能です。
けして親の育て方が子供の発達障害の原因ではありませんが、
親のサポートや、育て方はとても大切なのです。
子供の発達障害、遺伝が原因なの?
現在、子供の発達障害において
遺伝が関係しているのかどうかに注目して研究が進められています。
例えば…
基本的に遺伝子が同じである一卵性双生児の場合、
ひとりが自閉症だともうひとりも自閉症である確率は40〜98%
とかなり高くなるそうです。
しかし、
親から子供に遺伝するという単純なものではありません。
医学的根拠も現在のところはありませんので、
100%遺伝が関係しているとは言えず、
まだはっきりと解明されていないことも事実です。
ただし、
発達障害の症状のない家系に比べると、
発達障害の症状のある家系の方が
発達障害の子供が生まれる確率は高いとされているようです。
実際に私自身の息子も発達障害の疑いがありますが、
親戚にアスペルガー症候群の方がいます。
また療育に通わせておられる兄弟は
兄、弟共に兄弟で療育に通わせておられる家庭がほとんどでした。
現時点では、発達障害の原因を裏付ける科学的証拠やデータは
十分とは言えない状況ではありますが、
子供への遺伝が何かしら、発達障害の原因に関係しているのではないでしょうか。
まとめ
少しは参考になりましたでしょうか?(^^)
子供の発達障害の原因は、
まだまだ研究途中で分からないことも多いとされていますが、
親の育て方が原因ではない
ということだけははっきりと言えます。
子供の発達障害の種類については
↓
子供の発達障害の種類ってどんなものがあるの?我が家の息子の場合は
現在、子供が発達障害かもしれない…
と悩んでおられるお母さん、お父さん、
自分たちの接し方に問題があったのだろうか…
と過去のことに悩まされていてはいけません。
これから先、子供の障害の有無に関わらず、
どのようなサポートをしてやるのかを考えてやるのが
私たち親にできる最善のことではないでしょうか(^^)
この記事へのコメントはありません。