「赤ちゃんのでべそはいつまで続くの?
自然に治るってきいたけど、本当?」
我が子がでべそだったら、お母さんお父さんは
とても心配してしまいますよね。
そこで今回は、
赤ちゃんのでべそにまつわる疑問
を解決していきます。
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赤ちゃんのでべそ、8割が1歳、9割が2歳までに自然治癒!
赤ちゃんのでべそには、
「臍ヘルニア」という病名があることをご存知ですか?
腸の一部がおへそから飛び出す症状が、
臍ヘルニア、つまりでべその特徴です。
こう書くとなんだか恐ろしいものに思えてきてしまいますが、心配ご無用。
赤ちゃんはおなかの筋膜が未発達なため、
腹圧がかかると腹膜の隙間から腸の一部が飛び出し、
おへそがふくらんでしまいやすい構造になっています。
そのため、泣いたり、ウンチを出すためにきばったりした拍子に
ポコッとおへそがピンポン玉大くらいの大きさにふくらむことは、
よくあることなのです。
確率にすると、
5〜10人に1人の割合ででべそになるそうです。
意外に多いですよね!
未熟児として産まれた赤ちゃんはでべそになる確率が上がるというデータもあります。
赤ちゃんのでべそはいつまでかと言うと、
ほとんどは成長とともに自然に治ります。
赤ちゃんが動けるようになっていくにつれ、少しずつ腹筋がつきます。
でべそが治るためには、この腹筋が重要!
腹筋がつくと、腹圧がかかっても腸の一部が飛び出さないようになるためです。
腹筋は、寝返りやハイハイなどで動くことで自然とつくものなので、
なにか特別なことをして鍛えたりする必要はありません。
赤ちゃんのでべそがいつまでかは、
およそ8割が1歳までに、9割が2歳ごろまでに治るとされています。
では、赤ちゃんのでべそがいつまでたっても治らず、
2歳を過ぎても治らない残りの1割に該当してしまったら・・・?
次の章で説明していきます。
赤ちゃんのでべそ!2歳を過ぎると手術!?
2〜3歳を過ぎてもでべそが治らないときは、手術をすることも!
2〜3歳を過ぎても就学前までならまだ自然に治る可能性もあるので、
それまでは手術はしないという方針の病院もあります。
医師との話し合いをし、いつまで様子を見るか手術をするかは、
最終的には保護者の判断で選択することになります。
「手術」ときくとちょっと身構えてしまいますよね(^^;;
しかし手術自体は比較的簡単なものなので、焦らずに。
手術費用は5〜7万円ほどかかります。
臍ヘルニアには、保険が適応されるため3割負担ですみます。
さらに、乳幼児医療証があれば無料!
補助については、自治体によって異なるので要確認です。
入院日数は異常が認められなかった場合、
2泊3日ほどで退院になることが多いようです。
術後の痛みも2〜3日程度は続くということなので、
小さい子供にとっては少し辛い経験になってしまうかもしれません。
おもちゃや絵本を用意して気を紛らわせたり、
家族が付き添って安心させてあげたりするのが大切です。
赤ちゃんのでべそ。ケアをする場合、民間療法はNG!
「赤ちゃんのでべそいつまで待てばいいの?
自然治癒するか心配なので、なにかケアしがたい!」
という方は、まずかかりつけの医師に相談してみることをおすすめします。
多くの病院では経過を見守るにとどめ、
とくにこれといった治療を施さないようですが、
近年では圧迫療法を行うケースも増えているとか。
圧迫療法には、
かぶれを防ぐため刺激の弱いテープで固定する方法や、綿球を当てる方法があります。
必ず医師の指示に従って行うことがポイントです!
気をつけたいのは、医師の指示なくトライすること。
昔から硬貨やばんそうこうをおへそにはるという民間療法も存在しますが、
かぶれたり、膿んだり、皮膚を傷つけてしまうおそれがあるので、これは絶対にNGです。
ちなみに、前の方に載せていたべでその赤ちゃんの写真は
私の姪っ子ちゃんのものです。
姪っ子はびっくりするくらいでべそでしたが、
親が自然治癒まで待てないということで、
生後4ヶ月の時に病院に行って、圧迫療法をしてもらっていました。
するとこのように、
1ヵ月ほどでとても綺麗にでべそが治っていました。
まとめ
赤ちゃんのでべそはいつまでかと言うと、
ほとんどの場合は1歳~2歳には自然治癒します。
しかし、
でべそは赤ちゃんにはよくある現象、ほとんどの場合は自然治癒する、
と頭ではわかっても、やっぱり心配してしまうのが親心(⌒-⌒; )
気になる場合はまず、かかりつけの小児科で相談してみましょう!
他にできることは、ゆっくりと見守っていくだけです。
「赤ちゃんの成長とともに、でべそのことも愛でる!」
ぐらいのおおらかな気持ちでドーンと構えていたいですね(*^^*)
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