子供がいるご家庭で、一度は耳にしたことある病気の一つに
「溶連菌感染症」があると思います。
溶連菌感染症とは、
溶連菌という細菌がのどについて起こる病気です。
幼児や小学生の発症が多いのですが、
溶連菌感染症は感染力が強く、子供から子供へはもちろん
子供から大人へうつるケースも多く見られます。
そこで今回は、
溶連菌感染症が子供からうつる経路や時期
について調べてみました。
安心してください。
かつてはとてもこわい病気とされていましたが、
現在は適切な抗菌薬の治療をおこなえば、問題なく治る病気です(^^)
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溶連菌感染症、子供の症状は?
まずは溶連菌感染症の症状についてみていきましょう。
溶連菌感染症が子供にうつると、
★急な高熱
★のどの痛み
★体に赤くて細かい発疹
★舌に赤いポツポツ
などの症状があらわれます。
溶連菌感染症が子供にうつると、
39度〜40度の突然の高熱とのどの痛みが起こります。
首のリンパ節が腫れたり、嘔吐や下痢をともなうこともあります。
発熱から1〜2日後に全身に赤いポツポツができたり、
「いちご舌」といって、
下の表面がいちごのようにポツポツと赤くなることもあります。
(出ないこともあります。)
溶連菌感染症の治療は?
溶連菌感染症に子供がうつると、
小児科では迅速診断キットを使って溶連菌がいるか
すぐに調べることができます。
溶連菌感染症に子供がうつっていることが分かれば、
ペニシリン系の抗菌薬をだいたい10日程度処方されます。
薬を服用すれば、
1〜2日で熱はすぐに下がり、のどの痛みも和らぎます(^^)
もしも、薬を飲んでも熱が下がらないようであれば、
ウイルスによる咽頭炎の可能性も考えられます。
その場合は翌日、あるいは医師の指示された通りの日にちに
再診するようにしましょう。
〈溶連菌感染症の治療で大事なポイント!〉
溶連菌感染症は薬を服用すれば症状は比較的すぐにおさまりますが、
実は体の中にはまだ菌が残っています。
薬が10日分処方されていれば、
しっかり10日分飲みきることがとても重要なんです!
溶連菌感染症、子供にうつる経路は?
溶連菌感染症の潜伏期間は2〜3日です。
実は溶連菌の細菌自体は、日常の場に常にいます。
また、溶連菌の細菌を体内に持っている人の
せきやくしゃみなどからうつります。
前述でも述べたように、
溶連菌感染症の感染力は強く、毎年、秋から冬にかけて流行します。
溶連菌感染症に子供がうつるのを避ける為には、
患者との濃厚な接触は避けることと、
うがい、手洗いなどの一般的な予防方法しかありません。
溶連菌感染症、子供にうつりやすいのは感染してからいつ頃?
溶連菌感染症は、
子供が発熱している時がうつりやすいとされています。
つまり、
溶連菌感染症は薬を飲めば、
24時間ぐらいで他人にはうつさなくなります。
溶連菌感染症は症状がおさまって元気があるようならば、
幼稚園や保育園も登園ができます。
溶連菌感染症の症状がおさまってからであれば、
他の子にうつることはありません。
しかし、
溶連菌感染症の症状がおさまっても菌が残っている可能性がありますので、
前述でも述べたように薬は医師の指示通り飲みきる事が大事なんです!
まとめ
少しは参考になりましたでしょうか?
溶連菌感染症に子供がうつった時の1番のポイントは、
処方された抗菌剤を自己判断でやめないことです。
溶連菌が完全に消えずに、再発を繰り返すと
急性腎炎やリウマチ熱を合併することがあります。
必ず医師から処方された抗菌剤は症状が治まっていても
全て飲みきるようにしましょう。
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