子供が罹る有名な病気の1つ、おたふく風邪。
症状は重いものから軽いものまで、
個人差が非常に大きな病気でもあります。
おたふく風邪に限らず、
症状は軽い方が子供は辛くなくて良いのですが、
症状が軽いからこそ、気を付けなければならない点もあります。
そこで今回は、
子供のおたふく風邪の症状が軽い場合、
どんな事が起こり得るのか
についてお話させていただきます。
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おたふく風邪の症状が軽いと確定診断まで数日かかることも
おたふく風邪は、
通常耳の下から顎にかけて腫れると同時に、
発熱することで発病に気付くことが殆どです。
しかし、子供のおたふく風邪の症状が軽いと、
腫れも片方だけでほんの僅か、
発熱も微熱か平熱のままの場合があります。
そして、このようなおたふく風邪の症状が軽かった時と、
症状が酷似している子供が罹りやすい病気があります。
それは、耳下腺炎です。
おたふく風邪はムンプスウィルスが原因で罹り、
人に遷る可能性のある病気ですが、
耳下腺炎はウィルス感染から耳下腺が腫れる
というのはおたふく風邪と同じでも、
ムンプスウィルス以外のウィルスが原因で、
且つ人に遷らないという特徴があります。
おたふく風邪かどうかをはっきりさせる方法として、
血液検査がありますが、
結果が出るまで1~2週間かかり、
その頃にはおたふく風邪も完治しています。
また、子供の採決は非常に苦痛を与えてしまうものなので、
おたふく風邪の症状が軽く、診断が難しい場合でも、
血液検査を行う医師は、殆どいません。
おたふく風邪の症状が軽いと、
小児科医でも、耳下腺炎との区別が難しいので、
確定診断ができるまで、数日様子を見る場合もあるのです。
おたふく風邪の症状が軽いと免疫がつかないこともある?
良く、おたふく風邪の症状が軽いと、
免疫がつかない、なんて話を聞きませんか?
これは、
半分真実で、半分嘘です。
おたふく風邪に罹っても、
免疫がつかないことは実際にありますが、
どうやらそれは、症状が軽いかどうかはあまり関係がないようです。
これは、私の実体験によるものなのですが、
私は子供の頃におたふく風邪になりましたが、
とても症状が軽かったです。
片側が少し腫れただけ、発熱はあったけど、
元気なものでした。
一方、姉もおたふく風邪をやりましたが、
私より症状は重かったと聞いています。
そして、大人になり、
私も姉も、子供がおたふく風邪をやりましたが、
私は症状が軽いのに、しっかり免疫ができていたらしく、
子供から遷りませんでした。
一方姉は、子供からおたふく風邪を貰い、
発症してしまったのです。
おたふく風邪は、一度罹ると殆どの人が生涯免疫を持ちますが、
場合によっては免疫のつかない事もあり、
それは、症状が軽い時に限るとは言い切れない現実があります。
自分におたふく風邪の免疫があるかどうかは、
血液検査ではっきりできますが、
そこまでする必要はなくとも、
子供がおたふく風邪になった場合は、
念のため、自分が感染しないように気を付けた方が良いでしょう。
子供のおたふく風邪の症状が軽い時の過ごし方
おたふく風邪は、どんなに症状が軽い時でも、
最短で5日間は出席停止になる病気です。
おたふく風邪の症状が軽いと、
子供は発症した当日から、ずっと案外元気だったりします。
でも、
もちろん外出はできないし、症状が軽くても病気なので、
家で静かに過ごすことが大切です。
子供のおたふく風邪の症状が軽いと、
痛みもないし食欲もあるので、
食事はいつも通りで特に問題はありません。
ここぞとばかりに、テレビやDVDでのんびり過ごすのもありですが、
さすがに何日間もテレビの前だと、子供も飽きてしまいますよね。
なので、子供のおたふく風邪の症状が軽い時の
家での時間のつぶし方を少し提案させていただきます。
・幼児雑誌を買う
・折り紙や空き箱で工作をする
・一度家にあるオモチャを全部出して順番で遊んでみる
・家から出られないのを良い機会に、家の整理や掃除をする
子供が小さく、一人でお留守番させれない時は、
買い物は旦那様に任せてしまいましょう。
まとめ
いかがでしたか?
おたふく風邪は症状が軽いと、気付くのが遅れる場合もあります。
「あれ?」と思ったら、子供に上を向いてもらうと良いでしょう。
おたふく風邪は、片方から順番に腫れる事が多いので、
左右の耳の下の形の差を比べるとわかりやすくなります。
そして、怪しいと思ったら、しっかり病院を受診してくださいね。
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