初節句、男の子の兜は誰が買うもの?

12.272015

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男の子が生まれると、
初節句に兜を用意しなければと思いますよね。

昔はこどもの日が近づくと、
こいのぼりを良く見かけましたよね。
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けど、
最近では人口密度の問題なのか、
あまり見かけなくなりました。

でも、こいのぼりは用意できないけど、
初節句で男の子に兜を準備する家庭は
とても多いと思います。

そこで1つの疑問が生まれます。

初節句で、男の子の兜って誰が買うのだろう?

そこで、
初節句で男の子に兜を用意するその意味と、
誰が買うのか、最近の事情について紹介したいと思います。

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初節句から、男の子には兜を飾る意味


日本の歴史にさかのぼりますが、
兜や鎧は、昔は戦いの時自分の身を守るためのものでした。
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なので、男の子が生まれると、
病気や事故などから守ってくれますようにと願いを込めて、
兜や鎧を飾るようになったのが始まりと言われています。


しかし、
どの家庭にも兜や鎧があるわけではなく、
今のように飾ることを目的として作られた兜が出始めました。


初節句から、男の子に兜を買うのは、
様々な災厄から大切な我が子を守ってほしい、
すくすくと育ってほしいという、家族の願いの表れ
なのです。


初節句で男の子に兜は誰が買うのが良い?


では、初節句で男の子に兜は誰が買うのかという問題ですが、
昔からの風習だと、お嫁さんの両親が用意
するものだそうです。
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これは、大昔、結婚はお嫁さんの実家に通っていたこと、
子供が生まれると、お嫁さん側の実家で育てていたことの名残です。


結婚形式が、妻の実家に大きく傾いていたので、
自然と、母方の両親が、子供に関する様々なものを用意していました。

なので、そういった風習を大切にするご家庭は、
初節句の兜を誰が買うかと言うと、
母方のご両親が、男の子の兜を用意するかもしれませんね。


しかし、現在は多様化しました。


初節句に、男の子に兜は誰が買うか、
決められているわけではありません


旦那さんのご両親が用意することもありますし、
高価なものなので、両家から頂いた初節句のお祝い金で買う人もいるでしょう。


もちろん、好きなものを選びたいからと、
自分たちで買う人もいます。


初節句の男の子の兜は、お下がりではいけないの?


兜のイメージと言えば、
子供がいる家庭が、こどもの日に飾るもの、ですよね。


だけど、本来の意味は、子供時代だけではなく、
男の子の一生を守る大切な存在なのです。


男の子だけではなく、
おじさんになっても、おじいさんになっても。


なので、初節句から飾る男の子の兜は、
基本的に「ひとり1つ」です。
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ということは、
お下がりはダメということになりますよね。


お父さんの兜を息子にあげたら、
父親を守る存在がなくなってしまうということですから。


でも、我が家の兜は夫のお下がりです。


ちなみに、娘もいますが、娘のお雛様は私のお下がりです。


現在の住宅事情から、家族一人1つに兜やお雛様を用意して、
節句の時にはそれぞれ全部出して飾るというのは、
なかなかに難しいです。

そのため、
父や母から良いものを受け継ぐという意味を込めて
兜を父親からお下がりとしてもらう家庭も増えています。


時代は常に変化し、その形も変わってきます


初節句、男の子の兜は誰が買うかが問題ではなく、
我が子が元気に育ってほしいという気持ちが、
何より大切ですね。

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